DECAGON




 1985年に、8ビットMSXコンピューター用に作った10 CENT(半音の1/10)、または20 CENT(半音の1/5)の音階で上がって行く低周波発振ソフトです。

アンプとスピーカーを接続して、スピーカーの前にヴァイオリンを持ち、手で共振を感じる事で固有共鳴音を調べるために作ったアプリです。



この拙作ソフトをエミュレーターを使って再現します。



 今や、スマートフォンの1/1000もないスペックのMSXをエミュレーターで走らせる意味があるか疑問が残りますが、35年以上前に22の音律やエンペローブ、CENTを設定できる音源チップを持ったMSXコンピュータの素晴らしさを伝えたいと思います。

このソフトを作動させるには、MSXエミュレーターをWINDOWSコンピューターにインストールしなければなりません。

既に、下記の記事でインストールした方は、インストールの仕方の記事2番、3番を飛ばして、手順の4番からお読みください。

 ピッチやセントの設定ができ、ピタゴラス、ミーントーン、ウェルグマイスター、キルンベルガー、ヴァロッテイ・ヤング、ラモーや完全平均律、純正律等22の音律で演奏できる拙作ソフト

1982年に8ビットMSXコンピュータ用に作った拙作ソフトをエミュレーターで再現します。





手順


1 下のCENT.zipをダウンロードしてデスクトップ等の場所に解凍する。解凍するとCENTと言うホルダーが作られて中に、アプリのファイルが作られる。

 CENT.zipファイルをダウンロード



2 下のblueMSXv282fullJP.exeをダウンロードするか、blueMSXのHPから最新版のblueMSXを入手する。

 blueMSXv282fullJP.exeファイルをダウンロード



3 blueMSXv282fullJP.exeを実行してblueMSXをインストールして起動し、オプション、エミレーションと開きMSX2-JAPANESEを選択。

























4 ファイル>デスクドライブA:>ディレクトリ挿入と進み、先の解凍したディレクトリCENTを指定する。













5 blueMSXを実行させる。



次回からは、blueMSXを起動して、実行させるだけで、デスクドライブA:にある拙作ソフトが自動で起動します。





使用法



音色を設定 推奨は5番のオーボエ





Aのピッチを設定





CENTのステップを設定







発振時間の設定





F3キーを押すと停止します 続けるには任意の文字キーを押してください




    

追記


 平均律、純正律の音階および周波数に関しては、WINDOWS用拙作ソフト「音叉発振器プログラム」をご利用ください。
A音のピッチに合わせて、完全平均律と純正律の音や周波数が求められます。また総ての周波数表も印刷できます。





CENTに関して

 1CENTとは、半音の100分の1です。
ですから100CENTで半音、1オクターブは1200CENTとなります。

また、1CENTの帯域幅は各半音、各オクターブごとに異なります。高音域になるほど、1CENTの帯域幅は、広くなると言うことです。




オクターブの表記法について

 A(440HZ)があるのは、C4(オクターブ4)であります。
これは国際式と呼ばれ、一般に普及しています。

しかし、著名な音楽制作ソフトCUBASIS AV(1999年版でかなり古いが、、)やヤマハにも見られるように、一部では、A(440HZ)をC3のオクターブとしています。

C(32.7HZ)をC0とするか、またはC1としてオクターブを並べるかの違いであると思います。楽典上は主にC 1とします。
これは2つの音の間隔を表す『度』と同じで、0の概念が使われなかった事によると思われます。コンピュータを使った電子音楽の世界では0を基点とした方が便利なために、C0も使われると思われます。

欧州では、英国英語(米国英語ではないと言うこと)を含めて、多くの国の言語で日本で言う一階は、地上階と言いエレベーター等の表示は0です。 2階を第一階と言い、エレベーター等の表示は1です。  0を基点として考えるか、1を基点とするかの違いのように思われます。

また、音階を番号(ノートナンバー)で表したMIDIではA(440HZ)を60番、F-BASICのMML(MUSIC MACRO LANGUAGE)では58番、MSX-BASICでは45番となり、オクターブの表記法に関しては絶対的な規則はないと思われます。







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