1.5mm厚の925/1000銀板を彫金用の糸鋸で切る
左は彫金用の糸鋸刃、切りくずを最小限にする為に、刃厚0.25mm以下を使う。
メーカーとしては、HERCULES、TIGER
ORO、IRIS等がある。
右の2本は、木工、プラスチック用の荒引き糸鋸刃、早く繊維質を切るのに適しているが、ロスが沢山出るので使わない。
メーカーとしては、BLITZ、SANDVIK、JH等がある。
また、糸鋸刃は、巾と厚みにより7/0,6/0,5/0,4/0,3/0,2/0,0,1,2,3,4,5,6,7,9,12
等の番手がある。ちなみに、1番は、0.65mm×0.3mmである。 私は、f孔を切り抜くのに写真右の3番0.8mm×0.34mmの荒引きを使う。
刃物としては、銀では柔らか過ぎるがレターオープナーなので豪華さも兼ねてあえて925/1000銀板を使う。
切りくずは、
『ヴァイオリン作りの独り言-10鋸クズも銀』
でも書いたように下に紙などを敷いて集める。
荒く刃を付ける

『SILVER』と銀の品位を表わす『925』の刻印をする。
エッチングで名前と、図案化したヴァイオリンを入れる。

柄を貼り付けて形成する。
カシメピンと紐通しパイプの穴を開ける。


今回は、カシメピンを入れた後にするので入れ辛いが、弓用の貝をいれてみた。

くるみオイルで仕上げをする。(リンシードオイルでも良いが、私は乾燥の遅いくるみオイルが好きである)

ヴァイオリンの胴板をコルクで挟んで鞘を作る。

ヴィオラ 2018年

ヴィオラ 2018年

遊びとして尾止め板に螺鈿をしてみた。

今回、銀製のレター オープナーの裏板のC部で作った柄には、金の梨子地に薄貝の梅を入れてみた。

金の梨子地に薄貝の梅

ヴァイオリン 2019年

ヴァイオリン 2019年

銀製のレター オープナーの裏板のC部で作った柄には、金の梨子地に薄貝の梅を入れてみた。