
また、韓国では、ニベ科の魚であるイシモチ(英=yellow
corvina)は一般的であり、その乾物は、『グルビ』と言って非常に高級な贈答品となる。ニベ膠の製造も三千本膠と同様に、韓国の技法や影響があったと思われる。
面白いことに箱の上部にメジャーが付く化粧箱に入る体長31cmの特大最高級霊光グルビは、1束10匹で200万ウォン(20万円)する!! 体長が2cm減るごとに価格は半減する
韓国『chamgulbi』のカタログより
膠の製造と消費は、原料となる食肉文化との関連が高かったのではないだろうか、この点では、日本には、漆や澱粉、海草を使った糊が発達していたし、マッチの製造が盛んになる明治時代以前の日本の膠の消費は、墨の製造が主であり、少なかったと思われる