1946年から1952年にかけて製造された駒箱の裏ラベルには、Made in Occupied Japan
(占領下の日本製)と言う表記がGHQの指導によりされている。
1952年以降の製品にも、在庫のMade in
Occupied Japan(占領下の日本製)と印刷したラベルを使用した為に、Occupiedを横線で消している。
一部の製品には、製作責任者のサインが入る。
在庫のMade in Occupied
Japanのラベルが終了すると、新しい版を作らず、元の版からOccupiedの活字を削って使用していた。 何故、新版にしないで、削って空白にしたのか?
占領下の時代があったと言う事を意識し続ける為に、あえて削って使ったのか? 流石に、中期以降は新しい版、Made in Japanを使用している。
Golden castle 社は、米国チェス連盟が発行する公式雑誌Chess Life
とChess Reviewに宣伝広告を載せている。
Golden castle
社の商品価格の面白い点の一つとして、中期以降に発売された最も大きい、キングが4インチ、約10.2㎝、定価45ドルの蟻溝のスライド式蓋の駒箱に入るグランドマスターより、キングが3インチ半、約8.9cmのクラフトマンと言う小さい駒の方が、鍵の掛る駒箱に入り定価50ドルと高価であったと言うことである。