DECAGON



 私たちは自然状態で普通のコンクリートビルの中にいても、色々な方向から宇宙より降り注ぐ放射線をあびています。
この放射線により生命体は突然変異が起き進化してきたのかもしれませんが。
そしてこの放射線の量は色々な測定量であらわされます。NanoCurie、ミリレントゲン/hour(毎時)、μSr/h、ミリREM(Rentogenn Equivalenti Men)/h、ミリRAD(Radiation Absorbut Dose)/h、ミクロGray/h等がありますが、一般的にはまだミリレントゲン/hまたは、μSr/hで表わす事が多いようです。
これは、1時間にどの位の放射線があるかと言う事を表わします。
自然状態で宇宙から降り注ぐ放射線の量は平地で0.03ミリレントゲン/h前後です。
0.05ミリレントゲン/hぐらいから注意が必要です。
0.1ミリレントゲン/h以上ある所に3か月以上いることは非常に危険です。
0.5ミリレントゲン/h以上ある所は日常生活の限界であり、30日以上いることは生命に危険を及ぼします。
 しかし、放射線と言う物は普段から浴びていて、0.1ミリレントゲン/hを短時間浴びたからと言って、すぐに体に変調をきたすものではない事で、これが救われている所であり、また危険な所ではないかと思います。(研究者は年間600ミリREM以下なら安心といっていますが.....)




自作したガイガーカウンターの紹介

ガイガーカウンターは、色々なのものが市販されていますが、ガイガーミュウラー計数管の検出性能(主に大きさ)によって価格、及び性能に大きな違いがあります。
宇宙からの自然状態での地上に降り注いでいる放射線は、一般に0.03ミリレントゲン/h(高山では0.04mR/h)以下です。
私の自作したガイガーカウンターに使用したガイガーミュウラー管は、1時間に23760パルスのカウントで0.1mレントゲン/hです。即ち10秒間に66パルスのカウントで0.1mR/hとなります。0.03mレントゲン/h(自然状態での放射線量)で1分間に約120パルスを数える事になります。これは日本で市販されている10万円以上するガイガーカウンターの3~4倍の検出率があります。 (宇宙からの放射線量で1分間に10パルスのカウント程度の検出率のガイガーカウンターでは、宇宙からの放射線量に影響されにくいが、僅かに汚染された食品を調べる事はできない)
 マイコンチップST6に書き込んだプログラムにより次のような機能があります。
カウント数を10秒間隔で保持(表示4秒間隔で更新)しミリレントゲン/hで表示。(μSr/hの表示機能はないが約0.87を掛けて簡単に換算できる)
また最大値のメモリー機構が付いているので、一時間や一日の最大値を知る事ができます。
また0.04mR/h(注意値)になると5回ビープ音が鳴ります。
消費電流が少ない(約5mA)ので単三アルカリ電池4本で2ヶ月間連続使用ができます。
外観は、市販品に到底およびません。


仕様
6.6パルス/毎秒0.1mR/毎時
表示は4 1/2桁大型ハイコントラスト液晶表示
カウント数を10秒間隔で保持(表示4秒間隔で更新)
ガンマ線を測定(表示0.000mレントゲン/h~9.999mレントゲン/h)
MAXメモリー機構あり
プログラムにマイコンチップST6を使用
Low Bat表示あり
ビープ音による確認
消費電力 約5mA
電源 単三アルカリ電池4本

興味ある人はE.メールをください。ガイガーミュウラー計数管やプログラムしたマイコンチップST6の資料を送ります。






旧東ドイツ製のガイガーカウンターの紹介

機能はほとんど同上ですが、μSv/h(0.020~99.99、2~9999、40秒積算、10秒間隔で更新)表示ができます。




 私がガイガーミュウラーカウンターに興味を持ち始めたのは、1986年4月26日のチェルノブイリ原発事故からだ。
私はクレモナヴァイオリン製作学校の生徒であった。この事故の後、イタリア政府からの外出しないようにと言う報道がされていたにもかかわらず、雨の中サッカーをした。
私は、世界で唯一の原爆を受けた国民でもあり放射能汚染の雨の危険性を指摘したが、外国人たちに押されて止めるどころか一緒に雨にうたれた。
もしも、この雨に赤や青の色があれば誰も外に出るなんてありえなかった。

放射能は、見えないし、被曝に対してどこまで安全かと言う線量限度も曖昧であり、被曝しても僅かならば、直に体に不調をきたさない。
これが放射能汚染に対して人間を甘くさせてきた恐ろしい理由の一つであると思う。

誇る事に、私の前高(前橋高校)の先輩に高木仁三郎と言う素晴らしい『反原発の市民科学者』がいる。(2000年10月8日永眠)
97年ノーベル賞と肩を並べるライト・ライブリフッド賞を受けている。


原子力は、20世紀の『人間はついに太陽をとらえた』と言う言葉を『人間はついに太陽を征服した』と勘違いした人類が犯した大きな間違いであると思う。


 また、原子力発電は二酸化炭素の出ないクリーンなエネルギーとして、2005年のブッシュ大統領の推進発言から加速された。
一般人はクリーンと言う言葉に騙され、科学者は保身の為に真実に目を瞑り、政治家は推進派からの献金に目が眩み、原子炉を受け入れてきた。
確かに原子炉は、利用価値のある放射性同位元素等の副産物もでき、二酸化炭素に限ればクリーンかもしれない、しかしプルトニウム239と言う人類には手におえない放射性物質を大量に作ってしまう。
そしてプルトニウム以外にもウラン鉱レベルの低放射性物質にさがるまで1万年以上かかる高レベル放射性廃棄物が出来る。
(推進派はプルサーマルや消費した燃料量以上に新しい核分裂性物質を生産できる高速増殖炉と言う逃げ道を主張するが、核燃料再処理の段階で高レベル放射性廃棄物が出る事には変わりないし、安全性の保証も無い、また高レベル放射性廃棄物を数百メートルの地下に隠すという発想自体が将来の人類や生物に対しての暴挙であると思う)

人を裁くのに『疑わしきは罰せず』と言う名言があるのに、なぜ『疑わしきは行わず』という事が出来ないのであろうか。


 では、安くてクリーンなエネルギー(電力)とは何であるのだろうか?
火力発電は二酸化炭素が出る、水力発電は環境破壊も甚だしい、風力発電、太陽電池は高くて、もしかしたら自然のエネルギーの横取りだけに環境に悪影響があるかもしれない。

電力や紙の消費量を文化の秤とする人々には否定的マイナス思考かも知れないが、この問題の解決には節電が一番の解決方法であると思う。熱を出さなく効率の良い多孔質シリコン発光体、待機電力の削減、高効率のコンプレッサーの開発、そして最も重要なのは携帯電話の見直しであると思う。 

いまさら携帯電話なしの生活は考えられないと言うのが大半であろう。
私はかなり子供の頃から電波少年で、15才でアマチュア無線の電話級の免許を取った。
いまでも、無線機を見るとどんな子供騙しの機械でも欲しくなり、買い集めてきた。それだけに電磁波の怖さを知る機会があった。
放射線も電波も紫外線も波長こそ違うが皆同じ電磁波である。

不透明なヴァイオリン用のニスに電波(電磁波)をあてると、コロイド粒子がくっ付いて凝結し早く透明になる。
この現象は、正に帯電した水の分子の中で分散している負に帯電した微小なコロイド粒子が電磁波で電位差が減り凝結しだす為であると言われる。
私のまだ少ない実験からだが、膠水に電波をあてると接着力の変化が見られる。だから絶対に膠水の電子レンジでの加熱は70度以下でも良くないと思う。
血液もヘモグロビンの為に電磁場(EMF)に非常に敏感であると思う。確かに磁場は磁気医療具にもあるように毛細血管を通る赤血球に柔軟性を与えるかもしれないが、血球の浸透圧も変えてしまうと思われる。
人間だけが鈍感なのかもしれないが、他の生物は電磁場を生活の基準にしていると思う。

携帯電話の電波は、回線を増やす為に、より危険な高い周波数帯域へと加速している。あっという間に電子レンジの2ギガ帯域に近づいてしまった。
少し過激ではあるが、大人はともかく成長期にある子供たち、特に子女には絶対に使用を止めさせるべきであると思う。
一例として、眼からの光量に影響されて松果体で作られメラトニンは、主に夜間に作られる。そしてこのメラトニンの減少は乳癌を引き起こす事が実証されている。
勿論地球上の総ての生命体は、1ガウスの地磁気の中に居るのだが、60HZの1mガウスと言う微小な電磁場でさえメラトニンの減少は確認されている。夜更かしで携帯電話の好きな女性は乳癌に気を付けなくてはいけない。
また電磁場は生命体の免疫システムを低下させる事も確認されている。

科学者は絶対にこれらの危険性を認識しているはずなのに、世論と電話会社の下で大きな運動を起こさない。
町の中の乱立する携帯電話のアンテナを見ると、怖くなる。もしもあのアンテナから有害な紫外線を含んだ強い可視光線が出ていたら文句が出るのに、電子レンジと同じ帯域の電磁波が出ていても誰も文句を言わない。


地球上で最も愚かな生物は人間かもしれない。
そろそろ進歩と言う言葉に惑わされる事無なく、根本の人間の生き方を見直す時期に来たような気がする。

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